社長あいさつ
ごあいさつ
人を大切に〜創業時からの変わらぬ思い
1900年に、大代ゼンテックスの前身である「伊勢組」が創業され、重量運搬や変電所の設置から事業のスタートを切りました。
当時の重量運搬は、大きな丸太と帆船用のロープ、そして滑車と人力、この4つの道具を巧みに操りながら、どんなものでもテコの原理で運んでいました。
「4つの道具の中で、何が一番大切であるか?」幼少期に聞いた、私の祖父・弥蔵(やぞう)の話を今でも鮮明に覚えています。
「一番大事なものは、人力である。人の知恵や経験値が何よりも必要である。」つまり、人というものが一番大切であるということを教わりました。
1960年代、私が生まれた頃は、家に50人くらいの従業員が住み込みで暮らしていました。
みんな雑魚寝をしていたり、井戸水でスイカを冷やしたり…
幼少期より、共に暮らしていた当時の従業員から、戦時中のこんなエピソードを聞きました。
空襲で爆弾が投下される中での被災車両の撤去。
火が出ているところには爆弾は投下されないだろうという考えから、火を焚き続けながら撤去作業をしていたといいます。
ここでも一番大事なものは、人の知恵や力であり、どんな逆境でも、みんなで力を合わせて乗り越えてやっていけるんだということを伝えてもらいました。
当社には、このように従業員で力を合わせ、皆で知恵を出し合い苦難を乗り越えてきた歴史があります。
時代が変わり現在は総合ビルメンテナンスをメイン事業としておりますが、創業時から変わらぬ思いとして、その思いは、受け継いできました。
どんな困難も乗り越えて前に進んでいくんだという姿勢をもって従業員一丸となって取り組んでいきたい。
そして、その人の輪を広げていき、お客様・地域のみなさまとも共に発展していきたいと考えております。
代表取締役
大代 敬子